​～歌うことは、誰かのエネルギーになること～

 

私が、歌う事が日常になるまで、長い道のりがあります。子供の頃は、娯楽というのが、テレビやラジオから流れるヒット曲でした。アイドル全盛期、角川3姉妹。部活動から終わって、テレビ、ラジオから流れる曲を録音し、日常には歌で溢れた生活でした。そして、レンタルCD屋ができてから、興味が徐々に、ア－ティスト系に移行後は、ロックバンドの追っかけも。OLで忙しくなるまでは、あちこち動き回る青春時代でした。

 

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歌というより、あるキッカケで、自分の「声」に特徴があることを知らされます。友人の代わりに、大阪のアナウンサースク－ルに行ったことでした。当時の校長であった元アナウンサーの方が、「向いてるって、良い声って言われない？」と言われ、これは押し売りだぞ！と思いながらも、お試し授業に受けに行くと、途端に生徒さんと仲良くなり、通うことになりました。その後、プロダクションに入ったりするが泣かず飛ばずでしたが、OLで培った仕事が評価されたか、外資系企業のお話や、同時期にジャズダンスカンパニーに誘われ、人生の方向が急展開。
MCで人前に伝えることを練習していたせいか、ステ－ジに上がる事に抵抗がなく、ダンス、体でエネルギーを伝えることに夢中になりました。団体で踊る以外に、数名にユニットで踊る事もありました。ある時、教会でタップダンスを披露する時に、声楽の先生に出会います。私の声は、鼻あたりからまとまって声が聞こえる、良い声だと言われ、しばらく声の事を忘れていた私は、なぜかはっ！とさせられました。

 

 

 

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その後、色んな繋がりやこ゚縁があり、導かれるように、歌の世界に引き込まれて行きました。友人の紹介で、声楽の門下生になった私は、最初は、素人ながらも、色んな地域の、ホ－ル、ボランティア、病院等で、歌う機会をいただきました。初めて、「ありがとうございました」という言葉を頂いた時、自分の歌や声が、今日始めて出会った方々の心に、少しでも癒やすことが出来たのかもしれない。音楽、歌、声を通じて、自分なりの社会に役立てることが出来る事を見つけた瞬間でした。
 

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